利益率・粗利・原価率の使い方
利益率タブでは、商品やサービスの売価と原価を入力すると、粗利、粗利率、原価率、マークアップ率を同時に確認できます。粗利は売価から原価を引いた金額です。粗利率は粗利を売価で割り、原価率は原価を売価で割って求めるため、両者の合計は100%になります。マークアップ率は粗利を原価で割る指標で、粗利率とは分母が違います。同じ40%という表示でも意味が異なるので、価格決定では区別が必要です。
目標粗利率から売価を逆算する方法
売価逆算タブでは、原価を1から目標粗利率を引いた割合で割って税抜売価を求めます。たとえば原価6,000円、目標粗利率40%なら、税抜売価は10,000円です。税込売価は選択した消費税率を加えて表示します。計算結果に端数があるときは、実際の値付けで切り上げや切りのよい価格への調整を行い、調整後の売価でもう一度粗利率を確認してください。送料、決済手数料、販売手数料などを原価に含めるかも先に統一すると比較しやすくなります。
損益分岐点と安全余裕率
損益分岐点売上は、固定費を限界利益率で割って計算します。限界利益率は1から変動費率を引いた割合です。売上と変動費の両方を入力した場合は、その実績から変動費率を計算します。安全余裕率は現在の売上が損益分岐点をどの程度上回っているかを示します。目標利益に必要な売上は、固定費と目標利益の合計を限界利益率で割った額です。変動費率が100%以上では必要売上を計算できません。
割引率と2段階割引の注意点
定価と売価からは値引額と割引率を求められます。割引率から売価を出す場合は2段階割引にも対応しています。20%引きの後に10%引きすると、単純に足した30%引きではなく、最初の80%にさらに90%を掛けるため実質28%引きです。表示額は端数を含むことがあるため、請求や店頭表示に使う際は自社の端数処理ルールに合わせてください。本ツールは経営判断を補助する目安であり、会計上の利益や課税所得そのものを計算するものではありません。